憧れの南の島へ。
思い立ったのは60歳代最後の年でした。
東京都調布市/K.Y様 (2000.7)
あこがれの南の島、バリ島行きを思い立ったのは、60歳代最後の年でした。同行には1歳未満と5歳の幼い子供たちも一緒と、いろいろ不安はありましたが往復ともに無事、快適な空の旅でした。
腹すえて 機上のひとや 夏の雲
朝、成田空港を飛び立って、途中ジャカルタ空港内で約1時間ほど待機して、夜8時過ぎ頃、バリ島のデンパサール空港に着きました。空港の外でスタッフたちの歓迎を受け、宿泊する所、テピカリに車で向かいました。約40分位でしょうか。周辺は田園が広がる静かな場所です。明日の予定をスタッフドライバーに頼んでおきますと、目的の観光地へ案内してもらえます。
1階の出入り口から2階に上がる階段は、フロアが見える吹き抜けの、バリ独特の茅葺き天井に三枚羽根の大きな扇風機が静かに回っています。私が5歳の孫と使用した2階の部屋にはシングルベッドが2つ。天井は高く、芸術的に編み込まれた茅葺き屋根の裏側が見えます。各々のベッドには、囲むように日本的な蚊帳(天蓋)が付いてあり、まるで王様や女王様になった気分です。洋服や旅行カバンなどを収納できるクローゼットもバリらしいデザインで、とても気に入りました。大きなドアを開けると明るくゆったりとした洗面所。トイレは手動式ウォシュレット付きです。日本のようにお湯ではありませんが、南国のせいか冷たくは感じませんでた。
1階は、ひんやりとした大理石の床が心地よいリビングです。リビングからフロア続きのテラスには、ロッキングチェアが置かれています。軒下の竹風鈴が風に吹かれるとやさしい音色が奏でられ、ついうとうととしてしまう気持ちの良さ。忙しい時を忘れてリフレッシュしてくれます。
ステップを2段ほど上がったフローリングの寝室は息子夫婦が使いました。こちらも天蓋付きの大きなダブルベッド。もうすぐ1歳を迎える孫娘を真ん中に3人で寝ても十分なこの大きなベッドには驚かされました。幅が2mもあるそうです。リビングとの境はカウンター式になって1階全体が見渡せます。雰囲気のあるクローゼットと並んで机があり、書き物や読書、お化粧もできるようになっています。ドアの向こうは階段を2〜3段降りて砂利敷きのバスルーム。シャワー付の大きなバスタブの他にもうひとつ別にシャワーがあります。一部分の天井が開いており空が見える開放的な雰囲気。南国ならではの造りに感激いたしました。
日中は庭に出ますとかなり強い日差しも、ガゼボというあずまや風の建物の日陰はとても涼しく、海が近いというのに日本と違ってカラッとした凌ぎやすい暑さです。赤道に近い南国でありながら、夜半になるとかなり温度が下がるので油断できません。大きな椰子の木がそこここにあって、今にも落ちてきそうに実がたわわになっています。夕方になるとオレンジ色した空にくっきりと椰子の葉が、それはそれは美しい風景です。そして上弦の月でしょうか、見えてくると、ますます南国の島の美しさを満喫させてくれます。時が移り、やがて天文台で見ているように星が輝きます。海岸まで散歩かたがたゆっくり歩いて10分ほどです。チャングーの波は荒いので、波打ち際で遊んだり、美しい夕陽を楽しみました。
言葉が通じにくくとも、ガイドブックに出ていたインドネシア語を読み、身振り手振りを加えただけでスタッフたちが良く理解してくれましたので、滞在中の不自由はありませんでした。そんなやりとりも、ここでの楽しみです。最初は街中での宿泊の方が何かと便利かと思いましたが、一日の疲れをあるいは日本での疲れを、この静かで澄んだ空気のテピカリが癒してくれていることに気が付きました。この宿に滞在できてつくづく良かったと思っております。
常夏の 夢物語り レゴダンス
またの実現あることを願い、楽しかった思い出をたくさんくださったスタッフの皆さんに、テリマカシー(ありがとう)。
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